現在コロナ禍において、オンラインツールを使用してのミーティングや学習、ウェビナーでの公演などが、様々に展開されています。
昨年暮れ頃の見通しでは、オンラインで様々なことを行うようになることが日常となるのは、あと2年程かかるか、と感じていました。
その頃には全て整っている状態にしておこうと、楽しみに待っていたところ・・・新型コロナウィルスで一瞬にして世間が変化しました。
当時弊社でも、企業研修のご予約を多く頂いておりました。
コロナ禍で延期になってしまったCAD教育をどのように実施するか、多くのお客様と検討させて頂きました。
今年の3月頃は、オンライン教育のご提案をしても、「セキュリティ上難しい」というご意見がほとんどで、実施することすらできませんでした。
しかし、それから3か月程たった6月頃から、「オンライン教育」のご相談が少しずつ増えはじめてきています。
企業側の通信設備状況が、テレワーク等により改善してきた結果でしょう。
オンライン教育には、出張教育とはまた異なった難しさがあります。
講師が出向いてCAD教育を行うことと、オンラインでCAD教育を行うこととはどちらが大変かというと、オンライン教育を行うことの方が、準備が多い上に気を遣うという点から大変といえます。
出張教育の場合は、受講者の表情を見ながら説明速度や説明内容を工夫することができますが、オンライン教育では、向こう側にいる受講者がどうしているのかを感じ取ることが難しいため、様々な気配りをする必要があるのです。
弊社として、オンライン教育を行うにあたって気を配る点は、以下の2点です。
まずは、教育環境。
弊社のオンライン教育の教育データは、出張教育時の教材データとは全く異なるものを使用しています。
受講者側の集中力を保つために、様々なしくみを施しています。
説明を聞き逃したり、理解度が少し足りなくても説明についてこられるようなしくみを考えています。
さらにそのオンライン教育の教材データは、教育終了後に個人で復習を行う際にも有効活用して頂けるものとなっています。
そして、受講側。
これは受講者様により、かなり差があるようです。
オンライン教育に慣れている方と、慣れていない方とのバラつきがあるため、最も気を配る部分となります。
チャットやマイクから講師に向かってコメントをして頂くことができますが、その動作が苦手と思われている方もおられます。
「こんなことを言っていいのだろうか」、「授業に関係ないかもしれないから、伝えにくい」など、様々に思われているのかもしれません。
弊社のオンライン教育では、講師に直接伝えて頂く他に、オンタイムで事務局に伝えて頂くことで、事務局から講師へと伝達する方法もあります。
また、教育前に事前相談が可能です。質問したいことや受講のご相談も受け付けています。
不慣れな方の不安や、疑問を解消することが大切です。
時代の状況と共に教育方法も柔軟に形式を変化させながら、行き止まりは無く研鑽が必要ということかと切に感じます。
今回のブログは、最近特に感じていることをお伝えしました。
社内教育を実施されるときなどの参考にもなれば幸いです。